夏休みに入り海や川で遊ぶ機会も増える中、水難事故には気をつけたいところです。万が一おぼれた時どうすればいいのか。海や川で遊ぶ前に知っておきたい危険なポイントや命を守る方法です。

気をつけるべきポイントは、流れの速さと足場の悪さです。消防では、流れのはやい川や用水路でも事故は起きやすいと指摘しています。

「おぼれた場合は流れに逆らわずに、まずは浮くことを重要に考えて川岸に近づいていく方法をとる」ことを消防は勧めています。海でも川でも、救助のプロたちがおぼれた時に取るべき行動として第一に呼びかけるのは「浮くこと」です。

服を着たまま水場に落ちてしまった場合、やっていけないのは、慌てて行動すること、服を脱ごうとすることです。水中で脱ぐのが難しいこともありますが、衣服は着ていることで体温を保ったり、浮く力の助けになる場合があります。

さらに、体力の消耗を防ぐために慌てて行動しない点も、浮くことを考えるうえで重要なポイントです。

周囲にいる人たちに必要とされる行動としては、おぼれている人がいた場合、ペットボトルなど浮くものを周りの人が渡してあげることで、助かる可能性を少しでも上げることができます。ペットボトルのほかにもランドセルやクーラーボックスなど浮くものは他にもあります。

他にも、119番通報や、声をかけて勇気づけることなどがあります。相手の声を聞くことによって、水の中に落ちた人も落ち着きを取り戻せることがあるそうです。

海や川などで楽しく遊ぶためにも、危険なポイントや自分と周りの身を守るための対策をあらかじめ確認しておくことが大切です。

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