東北地方の大雨の影響で、山形県新庄市でパトカーが流され、行方不明になっていた警察官2人のうち1人が心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認されました。

死亡したのは新庄警察署の20代の巡査長です。巡査長はおととい、救助要請を受け20代の巡査部長とともに出動していました。しかし、道路でパトカーごと流され、自ら警察に通報したあと、行方がわからなくなっていました。

きのう午後になって、巡査長はパトカーから1キロほど離れた田んぼで、水没した状態で見つかりました。

警察では服の階級章などから巡査長と判断したということです。もう1人の巡査部長はまだ見つかっておらず、警察と消防が、きょうも捜索を行います。

一方、戸沢村では最上川が氾濫し、地区一帯が水没しました。

きのう上空から撮影した映像では川との境目がわからない状態になり、ほとんどの住宅が茶色の水に浸かっている様子が確認されました。

村役場の1階も半分ほどが見えていません。きのう、庁舎の一部で膝上ほどの浸水があり、停電も発生したということです。

また、一部の住民が孤立状態になり、きのうは自衛隊と県の防災ヘリが出動し、救助活動が行われました。現在も浸水している地区があり、きょうも救助活動が続けられます。

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