梅雨前線の影響で、東北地方は日本海側を中心に大雨となっていて、山形県と秋田県では死者も出ています。東北では、来週火曜日の30日ごろにかけて大雨となる見込みで警戒が必要です。

梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が入り込んだ影響で、大気の状態が非常に不安定になり、山形県と秋田県では記録的な大雨となりました。この雨で、山形県・秋田県の両県であわせて26日午後5時現在までに3人が行方不明となっています。

東北地方では日本海側を中心に来週火曜日の30日ごろにかけて大雨となる見込みで、大雨災害発生の危険度が高まりやすい状況が続くため、警戒が必要です。

東北の日本海側で大きな被害をもたらした大雨。気象台は青森県内では27日昼過ぎから大雨による土砂災害や河川の増水などに注意・警戒を呼びかけています。

気象台によりますと、梅雨前線や暖かく湿った空気の影響により、青森県内では27日昼過ぎから来週月曜日の29日ごろにかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。また、暖かく湿った空気の流れ込みが予想より強まった場合は「警報級の大雨」となる可能性があります。

27日午後6時までの24時間に予想される雨の量は全域で多いところで80ミリ、さらにそのあと29日午後6時までの24時間に予想される雨は津軽で100ミリ、下北と三八上北で80ミリと予想しています。

気象台は、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。

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