東京のリベンジに燃え、オリンピック開催の地・パリへ向かった男性が、長野市にいます。

玉井政道(まさみち)さん:
「東京のリベンジですよ」
「パリ行って絶対生で日本人が金メダルとるところを見る」

長野市の玉井政道さん・72歳。

実は、3年前。

玉井さん:
「23万1000円」
(え?これ1枚で?)
「1枚で」

定年退職後の楽しみとして心待ちにしていた、東京オリンピックの観戦。

やっとの思いで手にしたチケットでしたが、新型コロナの影響で無観客による開催となり、玉井さんの長年の夢は叶いませんでした。

玉井さん:
「いやもう悲しいというか、寂しいというか、もうそれ一言ですよね」

そんな玉井さんのもとを再び訪ねると。

玉井さん:
「チケットはこれですね」
「これが柔道28日4時から」

見せてくれたのは、パリオリンピック™の電子チケットです。

玉井さん:
「A席買いました10万円です。他人に10万円って言ったら安いじゃんと言われた」

玉井さんが観戦するのは、阿部一二三・詩兄妹が出場する柔道と、橋本大輝選手が出場する体操男子の団体と個人です。

玉井さん:
「橋本大輝さんもたぶん2連覇するでしょう。その瞬間を見たいし、体操団体と個人で金メダルとれたら最高ですよね」
(オリンピックでしか味わえない?)
「もうもちろんオリンピックじゃないとね」

玉井さんがオリンピック観戦の虜になったのは1998年の長野大会。

玉井さん:
「ジャンプ団体の当日、見に行ったんですよ。そのときの金メダルをとった瞬間最後に船木が飛んで金メダルとってみんなでうわーと覆いかぶさって、もう目の前で見た」
「あの瞬間っていうのはなかなか人生生きてて味わったことがなかった」

あの日の感動の瞬間をもう一度味わいたい。

「東京のリベンジ」と意気込む玉井さんは、24日に現地入り。

9日間にわたってパリに滞在する予定です。

玉井さん:
「日本が勝った瞬間見られるのが一番うれしいんだけどね。そういうのを見られるのを楽しみにしています」

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