老舗ベアリング商社の元社長らによる融資金詐欺事件で、みずほ銀行からも融資金6億円をだまし取ったとして、警視庁は元社長ら3人を再逮捕しました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、老舗ベアリング商社「堀正工業」の元社長・堀雅晴容疑者(69)と税理士の山口賢一容疑者(74)ら3人です。

3人はおととし11月ごろ、粉飾した決算報告書を提出し、みずほ銀行から融資金6億円をだまし取った疑いが持たれています。堀容疑者らは先月、同様の手口で三菱UFJ銀行から融資金5億円をだまし取ったとして逮捕・起訴されています。

警視庁によりますと、粉飾決算は20年ほど前から繰り返されていたとみられ、だまし取ったカネは会社の運転資金のほか、国内外の別荘や高級車の購入などに充てていたとみられています。

堀正工業をめぐっては、54の金融機関から300億円以上の融資を受けていたとみられ、警視庁は余罪を調べています。

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