北海道教育委員会は、同僚の女性教諭を押さえつけて無理やりキスをしたとして、北海道日高地方の39歳の男性高校教諭を、7月25日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。

道教委によりますと、日高地方の39歳の男性高校教諭は、2022年6月上旬の夜、同僚10人程度で飲み会をした帰りに、同僚の女性教諭の車の中で、女性教諭の体を押さえつけ、抱きついて無理やりキスをしたということです。

当時、女性教諭は飲酒をしておらず、飲み会の帰りに、男性教諭ら数人を車で家まで送っていた最中でした。

男性教諭は、最後に女性教諭と2人きりになった際、男性教諭の自宅の近くで無理やりキスをしたということです。

勤務先の学校は、翌日、女性教諭からの報告を受けて事案を把握していましたが、女性教諭が「あまり大事にしたくない」と希望したため、男性教諭に注意はしたものの、道教委には報告をしていませんでした。

その後、2023年9月、女性教諭が道教委に相談したため、道教委は事実関係などを調査をし、7月25日付で男性教諭を懲戒免職処分としました。

道教委の調査に対し、39歳の男性教諭は、キスをした理由について「送ってくれてありがとうと感謝の意味をこめてした」と説明し、わいせつな意図はないとしています。

その上で「自分のした行動は相手に対し不快感を与え、不適切な行動だと認識している」とも話しているということです。

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