きのう、埼玉県で住宅の屋根が飛ぶなどの被害をもたらした突風について、地元の気象台はきょう、「ダウンバースト」か「ガストフロント」の可能性が高いと発表しました。

きのう午後、埼玉県の南部を中心に住宅の屋根が飛ぶなど、突風によると思われる被害が埼玉県内で26件発生しました。

熊谷地方気象台などによりますと、突風は埼玉県の越生町から草加市にかけて、きのう午前11時50分頃から発生し、この突風をもたらした現象は「ダウンバースト」か「ガストフロント」の可能性が高いということです。

「ダウンバースト」と「ガストフロント」は、いずれも積乱雲から吹き降ろした冷たい空気の塊の影響で発生する現象で、渦を巻いた上昇気流によって発生する「竜巻」とは違います。

熊谷地方気象台は、きょう、現地調査を行った結果、▼被害や痕跡が面的に分布していたことや、▼竜巻に伴う漏斗雲や移動する渦などが目撃されていなかったことなどから判断したということです。

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