いわゆる「菊池事件」での裁判の再審請求を巡り、熊本地裁で行う証人尋問の実施日が決まりました。

菊池事件は1952年、ハンセン病患者とされた男性が当時の熊本県水源村(現在の菊池市)の役場職員を殺害したとして、隔離先の特別法廷で死刑判決を受けた事件で、男性は無実を主張しながらも10年後に死刑が執行されました。

この事件を巡り、男性の遺族は2021年4月、熊本地裁に裁判のやり直しを請求していました。

弁護団によりますと、今年6月14日に実施が決まった法学者の証人尋問の日程について、熊本地裁は今年10月1日の実施を決めたということです。

証人尋問は非公開で、最大で3時間行われます。

弁護団は、「重要な意味を持つ証人尋問になる」と期待を込めています。

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