愛媛県・松山城の城山の土砂災害の発生から24日で12日です。現場では24日も土砂などの撤去が進められている一方、一部の住民は不自由な生活を余儀なくされています。

松山市緑町の土砂災害の現場では、24日も30度を超える暑さの中、土砂などの撤去が進められていました。市によりますと、作業は今月いっぱいかかる見通しです。

また、崩れた土砂で受水槽が壊れたマンションでは断水が続いていて、復旧のメドも立たない中、住民が給水車から水を持ち帰る生活を強いられています。

この地域には現在も17世帯25人に避難指示が出されています。

避難指示が出ているマンションの住民にはこんな悩みを抱える方も…

(避難指示の部屋に住む男性)
「子どもがコロナになり、(避難先の)身内のところも高齢者がいるので、隔離をしないといけないと思って、今自宅のほうで生活はしている」

子どもを看病している妻も感染したため、松山市に相談したところホテルへの避難を提案されたといいますが…

(男性)
「バラバラになってしまうので、それだったら家族の集まるところもないからちょっと…。家族5人で住める環境を今市にお願いしているところ」

家族でいることを優先し現在は避難指示が続くマンションでの生活を続けています。

――Q今後は?
(男性)
「とりあえず(避難先)決まらないことには、ちょっと考えれない」

男性は1日も早く落ち着いて暮らせることを願います。

――Q今どのような支援が必要?
(男性)
「第一は、ふつうに生活できる場所」

一方で松山市への不信感もぬぐい切れず、今後の補償問題など真摯な対応を求めています。

(男性)
「松山市には、住民への説明会をしてもらいたい。今の松山市の体制で、もし大地震とかがきた時、対応できるのかどうか不安」

男性は不安をにじませました。

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