宮城県大河原町の町議会議員が本会議中に、スマートフォンのゲームをしていた問題で、24日に開かれた町議会で辞職勧告決議案が可決されました。この議員は、議員辞職を表明しました。

この問題は、大河原町議会の佐藤貴久議員(73)が、6月10日、町内の小学生が社会科の授業で6月議会の一般質問を傍聴した際、机の下でスマホゲームをしているのを目撃されたものです。町には、これまでに町内外からおよそ130件の苦情が寄せられました。これを受け、24日開かれた町議会では、議員から提出された佐藤議員に対する辞職勧告決議案について審議されました。議案は採決の結果、賛成多数で可決されました。その後、佐藤議員は、議員を辞職すると表明しました。報道陣を前に佐藤議員は理由について次のようにコメントしました。

大河原町議会 佐藤貴久議員:
「まず改めて今回の件、議員としてあるまじき行為をしてしまったこと深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。今後についてですが多くの方からのお叱りの声、辞職すべきだとご意見を頂きました。しかし、後援会の方々からの力強い応援もあり私は最後まで任期を務める覚悟をしました。その翌日、我が家にかなり危険と取れる脅威が起こりました。それは、家族や知人の生命を脅かすものです。私は今、恐怖心でいっぱいです。私の行為が家族や知人にまで及んでいます。私はもう議員を続けることはできません。大河原町議会議員、佐藤貴久、本日をもって辞職いたします」

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