大型で非常に強い勢力へと発達した「台風3号(ケーミー)」。気象庁の24日午前11時45分発表の実況によりますと、午前11時現在、北緯23度40分、東経123度00分を中心に『与那国島の南約90km』で北北西方向に時速15キロの速さで進んでいます。

予想天気図(TBS NEWS DIGより)

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中心の気圧は945ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。 南側130km・北側95kmの範囲が25m/s以上の暴風域となっており、南東側600km・北西側500kmの範囲では15m/s以上の強風域となっています。

沖縄地方では24日夜にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性もあるということで、気象庁が警戒を呼び掛けています。

台風第3号(ケーミー)の今後の進路は

・24日午後0時の推定
台風3号は大型で「非常に強い勢力」のまま、北緯23度50分、東経122度55分を中心に『与那国島の南約80km』で北北西方向に時速15キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は945ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。

南側130km・北側95kmの範囲が暴風警戒域となっており、南東側600km・北西側500kmの範囲では15m/s以上の強風域となっています。

・24日午後9時の予報
台風3号は「非常に強い勢力」のまま、北緯24度05分、東経122度10分を中心に『与那国島の西南西約90km』で西北西方向にゆっくりとした速さで進むと見られています。中心の気圧は935ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルとなっています。

南側210km・北側175kmの範囲が暴風警戒域となっています。

・25日午前9時の予報
台風3号は「強い勢力」となり、北緯25度25分、東経120度20分を中心に『台湾海峡』で北西方向に時速20キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は965ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルとなっています。

南側240km・北側200kmの範囲が暴風警戒域となっています。

・26日午前9時の予報
台風3号は、北緯27度20分、東経117度55分を中心に『華中』で北西方向に時速15キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は985ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。

・27日午前9時の予報
台風3号は、北緯30度20分、東経115度35分を中心に『華中』で北北西方向に時速15キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は994ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。

・28日午前9時の予報
この段階で台風3号は「熱帯低気圧」に変わり、北緯33度25分、東経113度50分を中心に『華北』で北北西方向に時速15キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は996ヘクトパスカルとなっています。

気象庁発表「令和6年 台風第3号に関する情報 第45号」

大型で非常に強い台風第3号は、24日昼過ぎにかけて先島諸島に最接近する見込みです。沖縄地方では、暴風や高波、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。沖縄地方では24日夜にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

●気象概況
大型で非常に強い台風第3号は、24日10時には与那国島の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の南側130キロ以内と北側95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風は、24日昼過ぎにかけて、非常に強い勢力で先島諸島に最接近する見込みです。

●風の予想
沖縄地方では25日にかけて、猛烈な風や非常に強い風が吹く所がある見込みです。
24日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
 沖縄地方 45メートル (65メートル) 
25日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
 沖縄地方 25メートル (35メートル) 
26日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
 沖縄地方 17メートル (30メートル)

●波の予想
沖縄地方では、25日にかけて猛烈にしける見込みです。
24日に予想される波の高さ
 沖縄地方 12メートル うねりを伴う
25日に予想される波の高さ
 沖縄地方  9メートル うねりを伴う
26日に予想される波の高さ
 沖縄地方  6メートル うねりを伴う

●潮位の予想
沖縄地方では25日にかけて、台風の影響と大潮の時期が重なるため潮位が高くなる所があるでしょう。

●雨の予想
沖縄地方では、25日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
24日12時から25日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
 沖縄地方 250ミリ
その後、25日12時から26日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
 沖縄地方 150ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、
沖縄地方
  八重山地方、宮古島地方 24日夜にかけて
です。

●防災事項
沖縄地方では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く所がある見込みです。風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、うねりを伴った高波、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

台風第4号(プラピルーン)はどうなった?

気象庁の情報によりますと、台風4号は23日午後9時の実況の段階で「熱帯低気圧」に変わり、北緯22度00分、東経107度00分を中心に『華南』で北北西方向にゆっくりとした速さで進んでいるとしています。中心の気圧は994ヘクトパスカルとなっています。

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