愛媛と高知で震度6弱を観測した地震から4日目。被災地では復旧作業が本格化しています。

記者
「崩れた石垣を地元住民らが手作業で修復しています」

震度6弱の揺れが観測された愛媛県愛南町の外泊地区は、風よけのため江戸後期から石垣が築かれていて、「石垣の里」として観光名所にもなっていますが、今回の地震で10か所ほどが崩れました。

きょうから石垣の復旧作業が始まり、地元の住民やボランティアの大学生らが崩れた石をひろい集めたり、不安定な石をロープに結び付け取り出したりしていきました。

そして、石積みの技術を持つ地元の職人から指導を受けながら、集めた石を再び積み上げ、すき間に小さな石を入れ金槌でたたくなどして埋め込んでいきました。

地区長を務める 吉田幸俊さん
「ふるさとの風景として後世にずっと伝えていけたらいいと思う。皆さん、たぶん同じ気持ちで修復作業をやっていただいていると思う」

修復作業は来月中旬までかかる見通しです。

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