東京・葛飾区で行われた葛飾納涼花火大会。無料観覧エリアには、朝から多くの人が場所取りに訪れていました。中には暑さ対策で“日傘ドーム”を作る女性も。一方、この暑さで車からも“悲鳴”が…。出張修理を行う会社への修理依頼は、来月にかけて前年比1.5倍になる見込みだといいます。
およそ1万5000発の花火が夜空を彩りました。23日夜、東京・葛飾区で行われた葛飾納涼花火大会。
23日の東京都心の最高気温は34.5℃。無料観覧エリアには、朝から多くの人が思い思いのスタイルで場所取りに訪れていました。
記者
「日傘が4つほどかためられていますね」
暑さ対策として“日傘ドーム”を作っていた女性も。
場所取りをする女性
「日焼け防止と、熱中症になりやすいので、こうやってかぶせられるように」
一方、こちらの男性は、冷却シートで涼もうとしましたが…
「あっつ!“熱シート”になっちゃってて、全く効果がない」
花火の打ち上げ1時間前には…
喜入友浩キャスター
「すごい人が集まっていますね。行列があちらまで続いています」
客のお目当ては、かき氷。
「20~30分ほど並びました」
「これで2つ目です。生きかえります」
また、こちらの出店では、用意した240本の缶ビールが1時間ほどで完売。
「想定を上回る勢いで売れています。やっぱりすごいですね」
花火大会は、大きな混乱なく幕を閉じました。
「うちわとかであおぎながら見ると夏を感じられて楽しかった」
「花火を見て涼しい気持ちになれた。また明日から頑張ります」
23日も日本列島は各地で35℃以上の「猛暑日」が続出。22日、21日に続いての200地点超えです。
この暑さ、まさに…
「酷暑ですね」
「外がレンジの中みたいで溶けちゃう」
23日、全国で最も暑かったのは39℃を観測した千葉県・市原市。
「本当にうだるような暑さですね、きょうは。きょう『も』ですね。ここのところおかしいですね」
さらに、北海道では今季初めて「熱中症警戒アラート」が発表されました。
「もう水遊びしか思い浮かばない。公園は朝のうちしか遊べないと思っていて、きょうも朝8時から遊んでいます」
一方、福島県では暑さに拍車をかける光景が…
記者
「照りつける日ざしの中、歩く花嫁たちも暑そうです」
“日本一の花嫁行列”と呼ばれる「会津田島祇園祭」の「七行器行列」です。7つの器に入った供え物を高く持ち上げ、神社までの1.5キロの道のりを歩きます。
祭りが行われた南会津町の23日の最高気温は32℃超え…
無事、神社に到着した花嫁からは。
参加した花嫁
「天候に恵まれたことはすごく嬉しかった。暑くて重いので大変でした」
ただ、暑さに参っているのは、人だけではありません。
整備士
「車は今、エンジンがかからない」
依頼者
「さっきかかったんですけど、かかったりかからなかったりで」
こちらの男性は23日朝、車に乗ろうとした際、バッテリーが上がっていることに気づき、出張整備を依頼しました。
依頼者
「予兆もなくいきなりエンジンが始動しなくなってしまった。困ってしまった」
車の出張整備を専門に行う会社には、今、こうした依頼が急増していて、去年の同じ時期と比べて1.5倍ほどになる見込みだといいます。
整備士
「最近はかなり気温も高いので、バッテリーも電池なので、高温期や寒いときは上がりやすい傾向。暑さで依頼は多くなっていますね」
危険な暑さは、まだ続きそうです。気象庁は今月28日から来月5日までについて、関東から沖縄・奄美にかけて「10年に一度レべルの高温」になる可能性が高まっていると発表しました。また、「この夏は平年に比べ全国的に高温になる」として、一層の熱中症対策をするよう呼びかけています。
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