鹿児島県瀬戸内町の薩川湾で、貨物船から燃料の重油が海に流出しました。

古仁屋海上保安署によりますと、7月23日午後8時前、瀬戸内町瀬武の北東およそ1500メートルに停泊している貨物船・東新丸498トンから「燃料の重油を海上に流出させた。急ぎ拡散作業を実施した」と奄美海上保安部に通報がありました。

通報を受け、古仁屋海上保安署の巡視艇が午後9時前から薩川湾を調査していますが、現在のところ海上に浮遊している油は確認されていません。

海上保安庁は、東新丸の乗組員に聞き取りを行い、油が流出した原因について調べています。

東新丸は、沖縄県浦添市籍で、瀬戸内町で砂利を積む予定でしたが、台風3号が接近しているため予定を延期して薩川湾に停泊していたということです。

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