島根県出雲市内のコミュニティセンターの元職員が、運営費など約830万円を着服していたことがわかりました。
借金返済に充てたとしていて、600万円余りがまだ返済されていません。

出雲市 伊藤功 副市長 
「深くお詫び申し上げたいと思います。」

出雲市によりますと、元職員は、市から委託されているコミュニティセンター運営協議会に2012年に採用され、市内の乙立コミュニティセンターで、会計事務を一人で担当していました。

今年3月、元職員が休んでいたため、別の職員が会計を確認したことから、着服が発覚しました。

2016年度から昨年度までの8年間に、コミュニティセンターの運営費から約20万円、地元自治協会など10団体の運営費から約810万円の、合計約830万円を着服していたことが分かったということです。 

市の聞き取りに対し、元職員は着服を認め、「借金返済、生活費に充てた」と話していて、これまでに200万円ほどを返済し、分割で支払うと文書で約束しているということです。

運営協議会では元職員を5月7日付けで懲戒解雇していて、市も再発防止のため会計監査を厳格化するなどとしています。

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