北アルプス黒部五郎岳の標高2690メートル付近で22日午後、76歳の男性が登山道でつまづき転倒、約30メートル滑落し、翌日県警ヘリで救助されました。男性は背骨や肋骨を折る重傷です。

富山南警察署によりますと、22日午後2時50分頃、北アルプス黒部五郎岳の標高2690メートル付近の登山道で、東京から登山に来ていた76歳の無職の男性がつまづき転倒、約30メートル滑落し、頭や背中を負傷しました。

同行していた家族が110番通報、県警ヘリ「つるぎ」が出動しましたが上空からの視界が悪くこの日の救助は断念、一夜明けて23日午前6時すぎにヘリで男性を収容、富山空港から救急隊に引き継ぎました。

男性は背骨と肋骨を折る重傷です。

男性は登山歴60年のベテランで今月21日、富山市折立から家族親族の男女合わせて4人で入山、黒部五郎小屋や薬師沢小屋などに宿泊したのち25日に下山する予定だったということです。

現場は、太郎平小屋から黒部五郎小屋にある黒部カール内の岩の階段状の登山道で、警察が当時の詳しい状況を調べています。

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