長崎県佐世保市で起きた高1同級生殺害事件から今年で10年となるのを前に、23日、加害者と被害者の生徒が通っていた高校で、命について考える集会が開かれました。

殺害された女子生徒と加害者の女子生徒2人が通っていた高校では「命の尊さ」を考えてもらうために、事件発生の日を前にした毎年この時期に集会を開いています。

2014年7月26日、高校1年生だった女子生徒が自宅で同級生を殺害した事件。
今年で発生から10年を迎えます。

校内放送を通じて行われた集会で校長は、事件が起きた日を学校にとっての「忘れられない日」としたうえで、自分を客観的に振り返る視点をもち相手の立場で行動することを求めました。

(校長の校内放送)
「自分の強みを意識して自分を高めること。想像力を駆使してネガティブな自分をコントロールし、自分や他の人を幸せに導くように努めること」

(黙とう)
今月26日で発生から10年を迎える佐世保高1同級生殺害事件。学校では事件をきっかけに始まった独自のアンケートで、生徒の心の状況を把握する取り組みを続けています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。