21日夜、北海道紋別市の住宅で、80代の父親の顔を何度も殴り、けがをさせたとして、56歳の女が逮捕されました。

 傷害の疑いで逮捕されたのは、紋別市幸町に住む56歳の会社員の女です。
 この女は21日午後9時半ごろ、自宅で、同居している80代の父親の顔を拳で何度も殴り、けがをさせた疑いが持たれています。
 父親は額の挫創などで、全治2週間と診断されています。
 警察によりますと、女は何らかの原因で父親と口論になると、腹を立て、犯行に及んだとみられていますが、当初、119番に救急通報があり、事件性があるとみた救急隊員が警察に連絡。
 駆け付けた警察官が調べをすすめ、その場で女を逮捕しました。
 女は父親と姉の3人暮らしですが、事件発生時、姉は別の部屋にいました。
 取り調べに対し、56歳の会社員の女は「顔面を殴ってけがをさせたことに間違いない」などと話し、容疑を認めているということです。
 この家族をめぐるトラブルなどの相談、取り扱い歴はありませんが、けがをさせるまで何度も殴っていることもあり、警察は女が暴力行為をくり返していた可能性を含め、引き続き調べをすすめています。

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