20日から21日にかけ、相次いで台風3号と4号が発生しました。このうち21日に南シナ海で発生した台風4号は、あまり発達せずに北北西に進み、24日(水)午前9時にはベトナムで熱帯低気圧に変わる予想です。

一方、20日に発生した台風3号は発達が速く、22日午前9時現在、フィリピンの東で暴風域を伴い、中心付近の最大風速35メートルの強い勢力となっています。このあとさらに発達しながら北寄りに進み、24日(水)午前9時には西表島の南約110キロに進む見込みで、中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45メートルと、非常に強い勢力が予想されています。沖縄気象台では、24日(水)から25日(木)にかけて石垣島、宮古島などの先島諸島では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く見込みだとして、暴風や高波に厳重な警戒を呼びかけています。また、24日(水)から25日(木)にかけては台湾にも接近・上陸するおそれがあり、4月の地震で大きな被害が出た花蓮県などへの影響が心配されます。

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