土砂災害を想定した対応訓練が19日、山形県天童市で行われ、警察官が本番さながらの状況で救助方法などを学びました。

「山形県警察です!助けに来ました!声を出して教えて下さい!いま助けます!」


この訓練は、集中豪雨などが増えてくるこの時期に合わせて行われたもので、大規模災害時に被災地に派遣される「広域緊急援助隊」など、およそ90人の警察官が参加しました。

訓練は、大規模な土砂災害が起きた想定で行われ、人が取り残されているかどうかを耳で聴き取って判断する「サイレントタイム」と呼ばれる捜索方法や、能登半島地震でも行われたVの字になって並び、土砂に埋もれている人の位置を特定していく救出方法などが実践されました。


山形警察署・中西真諭巡査「災害はいつ起きるか分からないものなので、常に備えておくことが大切だとこの訓練を通して実感した。常日頃、筋肉トレーニングで鍛えて、いつ災害が起きても戦力になれるように備えておきたい」


参加した警察官は、学んだ技術を各警察署に持ち帰り、万が一の事態に備えていくということです。

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