刀剣製作において日本三大鉄と称された島根県邑南町の「出羽鋼」で作られた太刀や刀を紹介する展覧会が江津市で開かれています。


この刀剣展は島根県西部の石見地方が明治時代の初めごろまで優れた鉄の生産地だったことや刀剣文化の歴史の重要な一端を担ったことを知ってもらおうと開かれ、鎌倉時代から江戸時代までの刀剣や甲冑など26点が展示されています。

こちらは、島根県指定文化財の「太刀 直綱」。

島根県邑南町出羽の刀工、「直綱」は石見を代表する全国的に有名な刀工で、この太刀は1708年に宝永の大火による御所類焼の際、造営の功績によって中御門天皇から津和野藩3代藩主「亀井茲親」に与えられました。

石州刀剣会 中野宅吉 会長
「石州の地元のものが、皆さんに郷土のものが良いんだよと見てもらう主旨で展示会をやりました」

ほかにも鎌倉時代の「太刀 景光」や反り姿の美しい刀剣がずらりと並びます。

この展覧会は江津市の今井美術館で7月28日まで開かれています。

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