7月24日は土用の丑の日。
夏の滋養強壮にも良いとされるウナギですが、実は熊本市のウナギのかば焼き消費額は全国最下位なんです。
ウナギを食べない理由は
熊本の人はウナギが嫌いなのでしょうか?
――ウナギは好きですか?
「はい」「大好きです」
「あまり食べにはいかない。高いから」
「高いから」
「もうほとんど食べてない、今は高いから」
幅広い世代に話を聞きましたが、ウナギが嫌いと答えた人はゼロ。好きだけど食べない理由はやはり「価格」です。
そんな人にも嬉しい、安くておいしいウナギ専門店が続々とできています。
熊本県合志市に6月1日にオープンした「『鰻の成瀬』熊本光の森店」。『鰻の成瀬』は創業2年で全国で200店舗を超えた話題の店です。
熊本県内でも6月29日、早くも2店舗目が熊本市役所そばにオープンしました。
怒涛の躍進の理由は?
後生川凜アナウンサー「かなり安くないですか?私の想像の半分の値段!」
うな重はなんと1600円!相場の半額程度です。さらに、ウナギの大きさも老舗のお店の約1.5倍。
後生川アナウンサー「思ってるより大きいですよ!インパクトがすごいです」
気になるそのお味は。
リポーター「おいしい!脂の甘味ですかね。ほんのり甘味があって、あと、ふわっとしていて、身がほぐれていくような。皮目のパリッとした感じがあるんですよね」
値段と量と味。3拍子揃えることができた理由は一番の理由は、企業秘密で撮影NGのウナギを焼く装置。
独自に開発した機械で、ボタン1つで誰でもおいしく焼けるうえ、職人を必要としないぶん人件費が削減できるのだとか。
様々な企業努力で成り立っているという、人気のうな重です。
『鰻の成瀬』熊本光の森店 宮岡貴史 店長 「今まで年に1回しか行けなかったのが、半年 もしくは3か月に1回足を運んでいただいて、『おなか一杯になった』『また来ます』と言ってもらうためにコスト削減に努めています」
炭火の風味広がるパリふわ食感
熊本市のバスターミナル『サクラマチクマモト』地下一階、フードコートに店を構えるのは『名代 宇奈とと サクラマチクマモト店』。
海外のクチコミサイトで人気1位を取った、インバウンド需要の高い話題のウナギ専門店です。そのモットーとは?
名代 宇奈とと サクラマチクマモト店 沖田迪子 店長「安い・早い・旨いをモットーにしています」
モットーその1 “安い”
看板商品であるうな丼はなんと、590円という驚きの値段!
一番人気の「うな丼ダブル」はウナギの量が2倍に増えて値段は1100円。ウナギの大きさもかなり幅広で肉厚です!
沖田店長「安い理由は一括仕入れと企業努力。詳しくは秘密という事で」
モットー2&3 “早い” “旨い”
これらを可能にしているのが、ウナギを焼く機械です。
沖田店長「宇奈ととオリジナルの機械。とにかく焼きあがるのが早いです」
備長炭と電気の併用で早く焼きあがるうえ、炭火の風味もしっかり楽しめます。また、その焼き上がりにも嬉しい影響が。
沖田店長「皮がパリッと仕上がりますし、でも、身はふんわり柔らかく焼きあがるので、食べたらじゅわーっとウナギの味と香りが口の中に広がるので、めっちゃおいしいです」
「早い・安い・旨い」のモットーに偽りなし!
ちなみに店長、熊本市がウナギの消費額最下位という事は知らなかったそうです。
沖田店長「ちょっと悲しいですね…おいしいので『今日みんなでウナギ食べに行こう』って言ってもらえるようにお店も頑張りたいです」
特別な日にも、そうでない日にも気軽にウナギを楽しんでもらおうと励む専門店。様々な企業努力が手頃な価格にさせているようです。
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