三原市を流れる川の水に泡や匂いが確認されている問題で、18日、農業用水としての基準値超えが判明しました。周辺住民は、県に、隣接する産廃処分場内での水質検査を求めています。

三原市にある本郷処分場の周辺では、排水が流れ込む日名内川で、1か月ほど前から頻繁に、泡や硫黄のような匂いが確認されてます。

周辺住民は、毎週、簡易の水質検査を実施し、処分場の浸透水の基準としては、はるかに超過する値が度々検出されています。

住民は、県や市に対し、行政検査を求めていて、三原市による7月5日の水質検査では、農業用水の基準値超えが判明しました。(7月18日結果公表)

19日の県議会の委員会で、広島県は、本郷処分場の水質検査を、去年9月以降、一度も実施していないことを明らかにしました。

産業廃棄物対策課 波谷一宏課長)
「今年度は、計画に沿って定期的に行う検査、これはまた適切な時期に実施したいと考えております」

計画では、水質検査の実施は年度ごとに1回だということです。

※一部画像は住民提供

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。