フィリピンの東に発生した雲の塊が熱帯低気圧となりました。今後、台風に発達し日本へ近づく可能性が出てきました。

気象庁によりますと、熱帯低気圧は19日の午後9時時点でフィリピンの東、北緯13度40分 (13.7度)東経131度40分 (131.7度)にあって、北西に20 km/hの速さで進んでいます。

その後、熱帯低気圧は発達して台風に変わる見込みです。
20日午後9時には台風となって、フィリピンの東、北緯15度55分 (15.9度)東経129度05分 (129.1度)にあって、北西に15 km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は998 hPa。中心付近の最大風速 18 m/s、最大瞬間風速 25 m/s と予想されています。

21日午後9時には、フィリピンの東、北緯17度20分 (17.3度)東経127度00分 (127.0度)にあって、北西に10 km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は992hPa。中心付近の最大風速 23m/s、最大瞬間風速 35 m/s と予想されています。

22日午後9時にはフィリピンの東、北緯18度10分 (18.2度)東経126度20分 (126.3度)にあって、北西にゆっくり進む見込みです。
中心気圧は985hPa。中心付近の最大風速 30m/s、最大瞬間風速 40 m/s と予想されています。

23日午後9時には沖縄の南、北緯21度25分 (21.4度)東経125度55分 (125.9度)にあって、北に15 km/hの速さで進む見込みです。
さらに発達し強い勢力となって、中心気圧は970hPa。中心付近の最大風速 35m/s、最大瞬間風速 50 m/s と予想されています。

24日午後9時には沖縄の南、北緯24度55分 (24.9度)東経125度10分 (125.2度)にあって、北に15 km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧955hPa。中心付近の最大風速 40m/s、最大瞬間風速 60 m/s と予想されています。

日本への影響はあるのでしょうか?
石川気象予報士の解説です。

石川博康 気象予報士
「熱帯低気圧は、台風に発達して日本へ近づく可能性が出てきました。

参考までにこの先の海外の予想を確認します。
ヨーロッパの予想では22日から24日ごろにかけて先島諸島を通過する見込みです。

またアメリカの予想によると、24日ごろに台湾周辺に近づく見込みで、いずれにしても沖縄付近で影響が出る可能性があります。

いまのところ本州への直接の影響は小さいとみられますが、仮に熱帯低気圧が台風に変わると、台風から流れる暖かく湿った空気の影響で、西日本を中心にまとまった雨になる可能性があります。

予想にはブレがありますので、最新の情報をチェックするようにしてください」

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