フィリピンの西に発生した雲の塊が熱帯低気圧となりました。今後、台風に発達し日本へ近づく可能性が出てきました。
気象庁によりますと、熱帯低気圧は19日の午後6時時点でフィリピンの西、北緯14度20分 (14.3度)東経116度20分 (115.3度)の南シナ海にあって、西北西に20 km/hの速さで進んでいます。
その後、熱帯的圧は発達して台風に変わる見込みです。
20日午後6時には北緯17度05分 (17.1度)東経113度50分 (113.8度)の南シナ海にあって、北北西に15 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は998 hPa。中心付近の最大風速 18 m/s、最大瞬間風速 25 m/s と予想されています。
21日午後3時には北緯17度55分 (17.9度)東経111度35分 (111.6度)の南シナ海にあって、西北西に10 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は998 hPa。中心付近の最大風速 18 m/s、最大瞬間風速 25 m/s と予想されています。
22日午後3時には熱帯低気圧へと変わり、北緯20度25分 (20.4度)東経111度00分 (111.0度)の南シナ海にあって、北に10 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は1002hPaと予想されています。
日本への影響はあるのでしょうか?
石川気象予報士の解説です。
石川博康 気象予報士
「熱帯的圧は台風に発達し、日本へ近づく可能性も出てきました。参考までにこの先の海外の予想を確認します。
ヨーロッパの予想では22日から24日ごろにかけて先島諸島を通過する見込みです。
またアメリカの予想によると、24日ごろに台湾周辺に近づく見込みで、いずれにしても沖縄付近で影響が出る可能性があります。
いまのところ本州への直接の影響は小さいとみられますが、仮に熱帯低気圧が台風に変わると、台風から流れる暖かく湿った空気の影響で、西日本を中心にまとまった雨になる可能性があります。
予想にはブレがありますので、最新の情報をチェックするようにしてください」
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