大石知事の後援会の《政治資金収支報告書》をめぐる問題で、長崎県議会は公の場である「全員協議会」で大石知事に対し、改めて一連の問題について説明を求めることで合意しました。

大石知事の後援会は、知事選挙直前の2022年2月、県議の後援会から《286万円》の借入を受けたことを県議会で取り上げられ、「政治倫理上の問題」を指摘されていました。

この《286万円》について大石知事は、今月17日収支報告書の記載を「借入金」から「寄付」に訂正する考えを示し議会にも説明していました。

しかし19日に非公開で行われた県議会の各派代表者会議で、出席した議員らは知事の説明は「不十分」だとして知事出席のもと議会の「全員協議会」を開き、改めて説明を求める方針を全会一致で決めました。

自民党・溝口議員:
「一般質問に対する疑義が皆さんに残ったということ「全員協議会」を開くべきだということになりました」

徳永議長:
「知事の答弁、説明について不十分であるということで「全員協議会」の申し入れがあった。議会・県民にしっかりとした答弁・説明をしてください。それしかないと思います」

19日、会見を開いた大石知事は議会が開催を決めた「全員協議会」について「求めに応じ可能な限り対応していきたい」と繰り返し答えました。

大石知事:
「(現時点で)形として示すことはできませんけどそういった気持ちを持っているということは繰り返し申し上げさせていただきます」

「全員協議会」の日程は来週26日に行われる議会運営委員会で決めるということです。

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