国の文化審議会は、登録有形文化財として、熊本県玉名市にある野尻家住宅などを登録するよう答申しました。

答申されたのは、江戸末期に玉名市天水町に建てられた御家人の住宅、野尻家住宅の主屋と門及び塀です。

野尻家住宅 主屋

※一般非公開、立ち入りは不可

主屋は座敷にマツの良材が使われ、龍の彫刻が施された書院欄間(しょいんらんま)が美しい造りで、四脚門(しきゃくもん)と、真壁造り(しんかべづくり)の塀と一体となった風格ある屋敷構えが評価されました。

これだけの規模の建物が、状態良く残っていることは珍しいということです。

なお、今回は、明治後期に熊本県益城町に建てられた古荘家住宅の主屋も登録が答申されました。

古荘家住宅 主屋

今回の答申を受けて、今年の秋ごろに行われる文部科学大臣の告示をもって、正式に登録となり、登録されれば、熊本県内の登録有形文化財は198件となります。

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