大阪市の水道事業に関する「水道事業会計」について、市は19日去年度の経常収益が約621億円で、約96億円の黒字決算となる見込みを発表しました。

▼黒字の大きな要因はホテル「インバウンド」

去年度、黒字となった要因として、市水道局はコロナ禍を経て市民の社会生活が戻ってきたことで、水道使用量が増えたためだとしています。

中でも、黒字化を支えた大きな要因が「ホテル事業」だといい、外国人観光客が増えて、宿泊客が水道を使う場面が増えたため、水道料金の収入が増えたとみています。


▼全国で問題「水道管の老朽化」

一方、全国的に水道管の老朽化が問題となっています。今月4日にも、大阪市淀川区で、直径30センチある水道管が破裂する事故が発生。この水道管は1968年に設置されていて、市水道局は原因について「老朽化によるもの」だとしています。

大阪市の水道事業は9年連続の黒字見込みです。老朽化した水道管などインフラの維持・更新に、今後どの程度コストをかけていくのでしょうか。

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