殺傷能力のある違法なエアガンを製造・所持したとして、警視庁生活環境課は18日、銃刀法違反と武器等製造法違反の疑いで、岩手県奥州市の男性会社員(56)を書類送検した。

◆「威力が強いものを売ればカネになる」

警視庁が押収した違法エアガン=18日、赤坂署で

 書類送検容疑では2023年12月3日、自宅で違法エアガン27丁を所持したほか、20年10月からの1年間に、自宅で金属製弾丸を発射できる改造エアガン1丁を製造したとされる。  同課によると、改造エアガンの威力は「殺傷力がある」と認定される数値の2倍を超えていた。容疑を認め「幼少時からエアガンに興味があり、威力の強い物を売れば金になると思った」と話している。

◆違法と知りながら買った8人も書類送検

 2018年からの5年間に、インターネットのオークションで違法エアガンを計96丁販売し、約330万円を売り上げたという。同課は仕入れ先を明らかにしていない。  同課は、オークションで男性から違法エアガンを購入したとして、銃刀法違反の疑いで東京都江戸川区の男性会社員(30)や三鷹市の農業の男性(57)ら8人を18日に書類送検した。いずれも「違法と分かって買った。自宅で的を撃って楽しんだ」などと容疑を認めている。 

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