7日に投開票が行われた東京都知事選挙で、2番目の得票数となった前広島県安芸高田市長・石丸伸二さんについて、鳥取県米子市の伊木隆司市長は16日の定例記者会見で、「ある意味予想を覆した」と述べました。
16日、米子市役所で行われた定例記者会見で、記者から東京都知事選挙に出馬した石丸伸二さんについて質問されると、伊木市長は、今回の都知事選に非常に注目していたと話しました。
米子市 伊木隆司 市長
「都知事選挙に出る前の段階からネット等で、様々な発信をしておられて、非常に注目を浴びておられたということで私も存じておりましたし、中国市長会というのがありまして、その場でも何度かお会いしたことがございました。
今回の都知事選挙に出馬をされて、ある意味予想を覆したということで、そういう意味では、非常に私も注目をしましたし、特にどの部分が有権者に受けたのかという点について、大変興味深く拝見をしているところでございます」
無党派層への訴えかけで、特に若い世代を中心に支持を得たのでは、とした伊木市長。石丸さんの今後の動きについても注目したいと述べました。
米子市 伊木隆司 市長
「彼がやった、いわゆる無党派層に対する訴えかけ、これは注目に値すると思っていますが、そこにどういう中身を届けていくかについては、まだ課題を残すんじゃないかなと思います。
つまり結果的に2位という成績は素晴らしいとは思う反面、1位ではなかったというところもあるわけですよね。やっぱり都民の皆さんは、既存の政策、既存の体制というものを支持したというところなんです。
だから、石丸さんのやり方が全てではないけれども、無党派層に何らかの訴えかけをしたというのは、大きな着目すべきポイントなのかなというふうに思っています」
そして、2025年4月で2期目の任期満了となる伊木市長ですが、3期目の挑戦について判断時期の見通しなどについて問われると、次のように答えました。
米子市 伊木隆司 市長
「まだ先の話でありますので、今の任期をしっかり全うすることが一番大事だというふうに思っております。出馬の見通しにつきましても、いつどの時点でっていうのは、現時点において決まったことは何もないので正直それについて申し上げることはできないです。
…今、今みたいな回答がですね、多分駄目なんだろうなと思いまして、石丸さん的ではないんだろうなというふうに思ってます。はい…それ以外の言い方っていうのはなかなかですね、見つからないんですねこれはね。難しいです」
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