上田市で国産の「核シェルター」展示場の準備が進んでいます。

アンカーハウジング 吉山和實(かずみ)社長:
「こちらが埋設した地下シェルターです」

上田市で設置工事が進む「核シェルター」は、輸入住宅や防災シェルターを手がける神奈川県の企業が開発しました。

厚さ6ミリの鉄鋼製で、地中に埋め込むことで外部からの衝撃や、放射性物質の影響を抑えるといいます。

吉山和實社長:
「いちばんはあそこにパイプがありますけど、空気清浄機ですね」

換気装置は放射性物質を除去しながら、外気とシェルター内の空気を入れ替えられるということです。

シェルターに2週間程度避難することを想定し、バイオトイレや2段ベッドも。

価格は10㎡で2750万円からで別途、設置費用がかかります。

「核シェルター」を扱うようになったきっかけは。

吉山和實社長:
「2017年に北朝鮮のミサイルがガンガン撃ってきましたので、1台あったら安心だよね、いざというときに」

当初は輸入していましたが2022年のロシアによるウクライナ侵攻で問い合わせが増え、神奈川の鉄工所と連携して国産のシェルターを開発したということです。

シェルターの展示場になるのは上田市の建設業者の敷地です。

SEIRYOU 清水芳則(よしのり)社長:
「今の世界情勢ですね。そこと国内でいえば地震だとか色々災害があるじゃないですか。そのためにいち早くこういう避難ができる場所と考えて設置をしています」

シェルターはホームシアターや楽器の練習場所などとしても使えるということで、一般公開は9月上旬から始まる予定です。

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