新型コロナの感染が7月に入り、急拡大しています。1医療機関あたりの患者数は、20.07人に上り、警報レベルを超えている地域もあります。
県によりますと、7月14日までの1週間に報告された新型コロナの患者数は、1医療機関あたり20.07人。前週(11.43人)より倍近く増え、6週連続で増加しています。定点あたり20人を超えるのは、今年に入って初めてで、去年9月4日~10日(20.91人)以来、44週ぶりです。
保健所別では中部が30.25人で、警報レベルとなる30人を超えています。南部が25.2人、大分市が23.88人と続いています。
あんどう小児科 安藤昭和院長
「熱のある患者さんは通常の夏より多い。特にここ数週で急激に増えている」
大分市のあんどう小児科では、発熱患者に対応する2つの特別診察室がフル稼働しています。夏風邪に加えて、ここ数週間、新型コロナの患者が急増。特に10代の感染が目立つといいます。
あんどう小児科 安藤昭和院長
「中学・高校ぐらいのお子さんが多い印象がある。部活の中でクラスターが起こったり、遠征に行ってそこで感染したりしている」
「今の増え方はちょっと心配です。夏休みに入るので、それがどういう風に影響するか。部活は続きますし、夏祭りもあるし、少し読めないところもある。感染の広がりを防ぐ意味では一人一人がしっかり感染対策をしていくことが重要」
一方、夏風邪にも注意が必要です。手足口病は警報基準を超えているほか、ヘルパンギーナと咽頭結膜熱は前の週より増加しています。
県は基本的な感染対策やエアコンを使用している時の換気などを呼びかけています。
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