NTT東日本青森支店が南部町で実証実験を重ねているICT=情報通信技術を活用した高齢者の見守り事業の報告会が、16日に開かれました。
報告会には、事業を手がけるNTT東日本青森支店や関係者が出席しました。事業はICTを活用して高齢者の見守り体制の構築をしようと、県が委託しています。
南部町をモデル地区とし、高齢者が外出する際にICタグを携帯してもらい、立ち寄った商業施設や医療機関などで居場所を自動検知する仕組みで、町の職員が「見守り」に役立てています。
報告会では、モニター参加者のアンケート結果などが示されました。
モニター参加者
「(モニターされていることは)全然意識してないです。(ICタグを)家の鍵とか車の鍵と一緒につけて、別に生活するのにまったく不便はないです」
NTT東日本青森支店・ビジネスイノベーション部 田中直樹グループ長
「タグを持つことで、まるでこれがお守りであるように住民の皆さんが日々の暮らしを安心して暮らせるような、そういったものに繋げていけたら」
NTT東日本では今後、町内に約30か所にあるICT機器の設置場所を見直すなどして、地域全体で高齢者を支えていく体制作りを進めたいとしています。
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