暑い夏、そして夏休みもまもなくとなり、車での外出も増えると思います。車の中で注意が必要な製品が「モバイルバッテリー」です。どこでも充電できるから便利ですが、これからの時期、このモバイルバッテリーを車内に放置すると、大変なことになってしまいます。
NITE製品評価技術基盤機構が行った実験の映像です。車を駐車場に停め、ダッシュボードにモバイルバッテリーを置きます。
すると、膨らみ始めて、中身が外に出てしまいました。
そして、白い煙と共に、勢いよく出火してしまいました。
ダッシュボードに『置いてはいけない』もの
出火の原因は、中身の「リチウムイオン電池」です。NITEによりますと、直射日光が当たるような場所に置くと、バッテリーが熱暴走で発火してしまう恐れがあり、注意を呼びかけています。
モバイルバッテリー以外にも、パソコンやスマートフォン、携帯用扇風機などにもリチウムイオン電池が使われているので、車内には絶対に放置しないようにしてください。
そして、この時期の車内の温度管理にも注意が必要です。JAF・日本自動車連盟が行った実験によりますと、窓を密閉した状態の場合、車内のダッシュボードは最高で79℃まで上がるということです。
クレヨンは溶け、卵は目玉焼きに…
具体的にどれくらいの温度なのか?JAFが様々なものをダッシュボードに置いて、実験しました。例えば、クレヨンを置いておくと1時間20分で全て溶けてしまいます。さらに、生卵を置いておくと、およそ2時間で目玉焼きのように全体が白く固まってしまったということです。
車内の暑さ対策として、おすすめなのが「サンシェード」です。何も対策しなかったときに比べると、25℃以上もダッシュボードの最高温度を下げることができるということです。
安全運転はもちろん大事ですが、車内の温度管理にも気を付けながら、夏のドライブを楽しみましょう。
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