16日午後2時すぎ、北海道函館市の五稜郭タワーのエレベーターから姿を現したのは…、将棋の藤井聡太七冠と渡辺明九段です。
藤井聡太 七冠
「函館に来たことも今回が初めてだったけど、こちらに来てすごい絶景だと感じた」
渡辺明 九段
「五稜郭タワーには初めて来た。こんなにいい所があったと知らなかった」
2人は、函館市で17日から行われる王位戦7番勝負の第2局に臨みます。
第1局に続いて、藤井七冠が勝利し勢いに乗るのか、挑戦者の渡辺九段がタイに戻すのか注目の対局です。
会場は温泉旅館、湯元啄木亭。
対局に使われる部屋は、畳や壁を張り替える力の入れようです。
湯元啄木亭 西岡浩樹 支配人
「選ばれる事自体が誇りに思うし、働いていてよかったと感じる。(私は)ヘボ将棋なものだから、大それて王位にお会いするのはちょっとうれしいやら恥ずかしいやら」
そして今回も注目されるのが、熱戦を支える勝負めしです。
今回は湯の川温泉周辺にある8つの飲食店が、自慢の逸品をエントリーしました。
その一つ、湯の川大寿しです。
湯の川大寿し 二代目大口陽平さん
「このイカは函館の真イカ。旬のやつできょうの朝にとれたやつ」
棋士の指が汚れないよう、握り寿司ではなく海鮮ちらしをチョイス。
函館産のウニや北海道産のイクラ、カニも載せた「特上ちらし」です。
藤田忠士リポート
「すごい。ウニですよ。おいしい。これは藤井王位選びますね」
湯の川大寿し 2代目 大口陽平さん
「本来、水曜日休みだけど、当日に決まる可能性もあるので休んでいられないと思って」
湯の川大寿し 初代 大口良二さん
「初日に選ばれたら2日目に店の前に行列ができるかな」
エントリーした勝負飯は全部で11品ありますが、選ばれるのはわずか4品。
ラーメンやジンギスカンといった強豪も参戦し、こちらも熱い戦いとなりそうです。
このほか1日2回提供されるおやつには、北海道南部の銘菓8品がエントリーしました。
先ほど、藤井七冠と渡辺九段は、17日の対局に向け、会場の検分を行いました。
実際に使う駒の感触を確かめ、空調もチェック。王位戦は17日午前9時に始まります。
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