将棋の藤井聡太七冠が「永世王位」の資格獲得を目指す「王位戦七番勝負」。

第1局は名古屋の徳川園で行われましたが、第2局は北海道の函館市です。

17日からの対局を前に藤井七冠と挑戦者の渡辺明九段が観光名所で笑顔を見せました。

17日から行われる王位戦第2局の舞台は北海道函館市。

16日午後藤井七冠と挑戦者の渡辺明九段が訪れたのは函館のランドマーク「五稜郭(ごりょうかく)タワー」。

国の特別史跡・五稜郭跡をはじめ函館山や函館湾など360度の絶景を楽しみました。

(藤井聡太七冠)
「函館に来たのは初めて。本当にすごい絶景だなと感じた」

(渡辺明九段)
「こんなに良い所があると知らなかった」

偶然2人に遭遇した人は…。

(遭遇した人)
「ドアが開いた瞬間に(藤井七冠が)いたので驚いた。同じ愛知県出身なので」
「(Q:かっこよかった?)うん」
「ラッキーですね。たまたま昇ってみたいなと思って来た」

その後、対局が行われるホテル「湯本啄木亭(ゆもとたくぼくてい)」で空調や照明を確認し使用する駒を選びました。

さらに、傍らに置くドリンクの温度も。

(藤井聡太七冠)
「ペットボトルは冷たい状態でお願いします」

王位戦は5連覇するかトータルで10回獲得すると「永世称号(えいせいしょうごう)」の1つ「永世王位(えいせいおうい)」の資格を得られます。

現在4連覇中の藤井七冠は2つ目の「永世称号」獲得を目指します。

第1局は同じ局面が4回現れ千日手(せんにちて)が成立。

指し直しの末、最終盤で藤井七冠が渡辺九段に大逆転勝利しました。

17日からの第2局は連勝して永世王位へ前進するか注目されますが、実は藤井七冠、これまで北海道での対局は7戦全勝です。

ことし5月には、かわいいアザラシと触れ合った紋別市で最高峰のタイトル「名人」を初防衛。

去年11月にも小樽市で行われた竜王戦で、八冠達成後初のタイトル防衛を果たしました。

相性のいい北の大地で2勝目をあげられるか。

王位戦第2局は17日午前9時に始まり、18日夜には決着する見込みです。

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