介護施設への入居を名目に80代女性から現金をだまし取ろうとした20歳と16歳の男2人が、詐欺未遂の現行犯で6月25日に逮捕されていたことがわかりました。男2人は80代女性の “だまされたふり“ を信じ、現金の送り先だった東京都内の無人アパートに受け取りにきたところで “御用” となりました。

逮捕されたのは東京都葛飾区に住む職業不詳、五十嵐尋斗容疑者(20)と、神奈川県横須賀市に住む16歳の解体工の男です。

2人は6月20日から24日にかけ、80代女性に架空の介護施設への入居をもちかけ、現金220万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いがもたれています。

新しい介護施設にあなたが当選した…

富山県警射水警察署と治安対策PTによりますと、富山県射水市に住む80代の女性の家に「射水市内に新しい介護施設ができることになり、あなたが当選した」「入居資金を1000万円用意して一旦支払ってほしい」などと言ってきたので、80代女性は不審に思い家族に相談、だまされたふりをして男2人に指示に従う旨を伝えました。

指定された住所にだまされたふりの“荷物”…

男2人は「金額が無理であれば220万円を用意して欲しい」「宅配業者がお金を取りに行く」と言ってきたので、80代女性はだまされたふりの“荷物”を宅配業者に渡しました。

その後、男2人は東京都内の無人アパートに届いた“荷物”を取りにきたところで詐欺未遂の容疑で逮捕されました。

警察は共犯者がいる可能性もあるとして、詳しく調べています。

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