去年1月、博多駅前の路上で元交際相手の女性につきまとったうえ、包丁で刺して殺害した男の裁判で、検察・弁護側双方が控訴せず、懲役20年の福岡地裁判決が確定しました。

1審判決によりますと、元飲食店従業員の寺内進被告(32)は去年1月、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたにも関わらず、博多駅前の路上で元交際相手の川野美樹さん(当時38)につきまとったうえ、包丁で複数回突き刺して殺害しました。

6月福岡地裁で開かれた裁判員裁判で、寺内被告は殺害を認める一方、ストーカー行為については否認していましたが、福岡地裁の冨田敦史裁判長は、待ち伏せについて「合理的な疑いが残る」として認めなかったものの、つきまといについては認定し、「ストーカー規制法違反にあたる」と指摘。

寺内被告に懲役20年を言い渡していました。

福岡地裁によりますと、控訴期限は7月12日でしたが、検察・弁護側双方はいずれも控訴せず、判決が確定したということです。

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