愛媛県松山市の城山で発生した土砂崩れをめぐり、城山を管理する市は山頂付近で今月行われた道路の応急工事について、今回の土砂崩れに影響がなかったかどうか調査する方針です。

松山城では、去年6月の大雨によって山頂付近で緊急車両が通る道路の擁壁が傾き、路面に亀裂が入ったため、今月、擁壁の一部を撤去する応急工事が行われていました。
これについて、城山を管理する松山市は、土砂崩れに工事の影響がなかったかどうか調査する方針を示しました。
一般の立ち入りが禁止されている山頂付近の現場にはきょう、市の立ち合いのもと、愛媛大学の研究者10人あまりが訪れ、調査を行い、下山後、取材に応じました。

記者Q崩れ始めたのはどの辺りからですか。
(研究者)緊急用道路でブルーシートをかけているさらにその下からですね。
(森特定教授)「本当にこう、単純なメカニズムではない。なので、みなさんできちんと議論して、きちんと分析してっていうのが必要なののは共通認識」

森特定教授らは、土砂崩れの原因解明には一定の時間がかかるとの認識を示しました。

松山市の野志市長は、3連休明けの16日に開く災害対策本部会議の後、報道陣の取材に応じるということです。今回の災害について、野志市長が記者会見に応じるのは、初めてです。

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