3連休最終日の15日、道後温泉など愛媛県内の行楽地は観光客で賑わいました。一方、松山城登山口のロープウェイ商店街は閑散としていて、影響の長期化を懸念する声が上がっています。
先週木曜日、およそ5年半ぶりに全館営業を再開した道後温泉本館は、この3連休、1日におよそ5000人の入浴客が訪れていて、保存修理工事の期間中を大幅に上回っています。
工事中は閉鎖されていた西側の正面入り口前で記念撮影をする人も多く見られました。また、周辺の駐車場は、県外ナンバーの車が目立ち、満車となった時間帯もあったほか、道後商店街も多くの観光客で賑わいました。
一方、松山城の登山口にあるロープウェイ商店街は閑散としていました。松山城は、土砂崩れの後、登山道がすべて封鎖され、ロープウェイやリフトの運行が中止されていますが、制限を知らずに訪れる観光客も見られました。
兵庫県からの観光客
「がけ崩れがあったから行けるのかどうかわからないですけど、ひとまず行ってみようかと思って来たんですよ。いや、もうしかたないなこればっかりは」
高知県からの観光客
「残念ですけどまあ、安全のためならしょうがないですね」
天守への入場やロープウェイなどの運行が再開する見通しは立っておらず、商店街の店からは長期化を懸念する声があがっています。
じゃこ天の店
「私どもも3連休で期待しとったんですよ。道後温泉もオープンしたし。売上はほとんどないです。早く元通りにしてもらいたいと願っている」
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