薩摩地方では、引き続き16日明け方にかけて土砂災害に警戒してください。

対馬海峡付近にある梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、大気の状態が非常に不安定となっています。

このため、薩摩地方では、16日明け方は局地的に雷を伴った激しい雨が降るところがある見込みです。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所では、今後少しの雨でも重大な土砂災害が発生するおそれがあります。

また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、引き続き16日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

今月10日の降り始めからの総雨量は、阿久根市で510ミリ、出水市で492ミリと、平年7月ひと月分を超える雨が降っています。

16日にかけて予想される1時間雨量は多い所で、薩摩地方30ミリ、大隅地方20ミリ。24時間降水量は、薩摩地方100ミリ、大隅地方80ミリです。

土砂災害に警戒するとともに落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。また、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

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