降り続く雨の影響で《高校野球長崎大会》は3日連続の順延となり、決勝戦の1日延期が決まりました。開幕戦に出場する離島の球児たちは試合に備え延泊を余儀なくされています。

13日に開幕した全国高校野球選手権長崎大会。
しかし開会式終了直後、雨脚が強まり試合は順延になりました。

順延措置は15日まで3日間続いています。
この影響を最も受けているのが、離島の高校球児たちです。

五島列島北部の新上五島町にある上五島高校は、県営野球場の開幕試合に出場を予定しています。3日間の順延で、部員とマネージャーら18人は長崎市での延泊を余儀なくされていて、15日も午前中県営野球場「室内練習場」で調整を続けていました。

上五島高校野球部 入江翔 主将:
「チームメイトの調子が崩れていないかというのが一番の心配です。船代とか宿泊費とかかかるので(家族に)迷惑かけると思うんですがやっぱり応援して欲しいと思うのでプレイで恩返しできたらと思います」

上五島高校野球部 江口孔晟 選手:
「両親には申し訳ないんですが最後頑張るので(応援を)お願いしたいと思います」

当初はおよそ40人いた島からの応援団も、15日は4人になっていました。
試合の開催が決まったら、始発の船で再び長崎市に応援に来る予定の保護者もいると言います。
上五島高校野球部 保護者会会長 入江哲史さん:
「もしかしたらまた明日何名か来て頂けるかなと思います。勝って帰れるように期待してます」

上五島高校野球部 黒江洋樹 監督:
「雨には勝てないのでしょうがないとは思うんですが一生懸命勝ちたいと思ってやってきてますので何とか勝って二回戦にコマを進めたいなと思っています」

打ち勝てるチームに仕上がっているという上五島高校。開幕試合は今のところ16日午前9時半から、決勝戦は1日延期され7月29日の予定です。

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