3人が死亡した松山城の土砂崩れの現場では、発生4日目の15日も、土砂の撤去作業などが続けられています。

今月12日の未明、松山城の北側の斜面が高さ100メートル、幅50メートルにわたって崩れ住宅1棟が倒壊し、この家に住む高齢夫婦と40代の息子が死亡しました。

発生4日目の15日も、松山市緑町の現場では土砂や樹木を撤去する作業などが続けられています。

また、立ち入りが制限された区域の周辺でも、道路にたまっている土砂を水で洗い流す作業が行われているほか、住民らが清掃作業に追われていました。

松山市の職員
「きのうに比べると道路の土砂は減ってきているし、清掃活動も少しずつ進んでいる。今の目標ではきのう、きょう、あすの3日間で道路上の土砂は撤去したい」

一部の住民は避難生活が続いていて、荷物を取りに一時帰宅した住民からは、先の見えない状況に不安の声が聞かれました。

土砂崩れ現場の近くに住む住民
「(今後は)全く考えていない。生きるのが精一杯」
土砂崩れ現場の近くに住む住民
「電気だけはきてるのは聞いてる。後は水とガスが来てない。今は避難所なんですけど、ホテルに移動して様子を見ようと思う」

松山市は、被災した住民が支援を受けるために必要なり災証明書について、16日から市役所や全ての支所で発行を受け付けると発表しました。

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