山梨県早川町のリニア工事で出た土の仮置き場から環境基準を超えるセレンが検出された問題です。
その後、県が周辺の川などを含めて行った調査で、全ての地点で基準値を下回った事がわかりました。
セレンは自然界に広く分布し、慢性的に過剰摂取すると脱毛や下痢などの症状が出るおそれがある重金属です。
早川町塩島地区の、リニア中央新幹線の掘削工事で出た土の仮置き場の地下水から国の環境基準の1.4倍のセレンが検出された事を受けて、県は周辺の川や井戸などの水質調査を行いました。
その結果、早川の2か所と仮置き場の地下水3か所、周辺の観測井戸5か所の全てで環境基準を下回ったという事です。
仮置き場の地下水3か所のうち、1.4倍のセレンが検出された同じ地点での調査結果も環境基準を下回っています。
県は当面の間、JR東海と連携して定期的な監視を続けるとしています。
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