九州北部地方では14日の午前中から午後にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあるとして、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、九州北部付近にある梅雨前線が、14日にかけて対馬海峡から東日本まで北上して停滞するとみられます。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
西日本から東日本の広い範囲で、雷を伴った非常に激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。
雨の予想
▽14日午後6時までに予想される24時間降水量（多い所）
九州北部 250ミリ
九州南部 100ミリ
関東甲信 80ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生し大雨災害発生の危険度が急激に高まる恐れのある地域と期間は九州北部地方の山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県で14日午前中から午後にかけてです。
気象庁は、九州北部地方では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。
また西日本から東日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や突風に注意が必要です。
西日本では竜巻などの激しい突風にも注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるほか、ひょうが降る恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
今後の雨と風の予想は、『【画像で見る】今後の雨風シミュレーション 17日(火)までの予想（3時間ごと）』で確認できます。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
