平和や反戦、核兵器廃絶を訴える2024年の「ヒロシマ・アピールズ」ポスターが、完成しました。

光の中に浮かぶような黒のワンピース。原爆が投下された8月6日に、被爆者が着ていたものです。

「ヒロシマ・アピールズ」ポスターは、「日本グラフィックデザイン協会」などの主催で毎年、発表されています。

28作品目となる2024年は、福岡出身のアートディレクター、副田高行さんが制作しました。副田さんはこれまでサントリーやアンデルセンなど多くの企業広告を手がけてきました。

原爆の恐ろしさを象徴的、かつリアリティをもって感じてもらえるよう写真家・石内都さんが撮影した被爆者の遺品のワンピースを題材に制作しました。

アートディレクター 副田高行さん
「あの日の出来事を象徴的にこの衣服が表現しているので、この写真を選ばせてもらった。すごい力を持った、深い意味のある写真だなという」

ポスターは、広島市の施設や学校に配布されるほか、原爆資料館などで販売されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。