データセンターの誘致に重点的に取り組む香川県は、綾川町と高松市の2か所にAIの開発拠点を立地すると明らかにしました。総事業費約200億円の大型誘致です。

香川県によりますと、東京に本社を置きGPUクラウドサービスを提供する企業「ハイレゾ」が、中四国初となるAI開発専用のデータセンターを綾川町と高松市に新設するということです。

綾川町では廃校となった旧綾上中学校を活用するほか、高松市の研究施設「RIST(リスト)かがわ」にも設置に向けて協議が進んでいます。それぞれGPUサーバーが100台ずつ置かれ、最大でスーパーコンピュータ「富岳」の1.7倍に相当する処理が可能だということです。

香川県の自然災害の少なさと助成制度の充実などが決め手になったということで、県はデーターセンターの誘致に1拠点あたり最大5億円の補助金を出す制度を創設し力を入れてきました。高松市では今年10月、綾川町では来年8月ごろの開設にむけ準備が進められます。

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