ドイツを訪問中の岸田総理はショルツ首相と会談し、半導体や重要鉱物などの安定供給に向けた協力や、防衛協力をさらに強化していくことなどで一致しました。

岸田総理
「自由で公正な国際経済秩序を維持・拡大していくためには、産業構造や高度な技術力において共通点を持つ日独の連携がますます重要です」

会談では日本とドイツの間で経済安全保障に関する新たな協議体を設けることで合意し、半導体や水素、重要鉱物などの安定供給に向け、協力していくことを確認しました。ドイツが中国と経済分野で深くつながっていることを念頭に、輸出規制などによる圧力に対応する狙いがあります。

また、安全保障分野では、自衛隊とドイツ軍の間で燃料や食料、医療などの物資やサービスを相互に提供できる協定が発効されたことを踏まえ、防衛協力をさらに強化していくことで一致しました。

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