中央アルプスの千畳敷で19日、開山式が行われ、本格的な観光シーズンが幕を開けました。

「アルプホルンの演奏」

標高およそ2,650メートルの千畳敷カール。

現在の積雪は、2メートル80センチほどでほぼ例年並みです。

駒ヶ岳神社で行われた開山式には、観光関係者60人余りと観光客が出席し、神事を行って今シーズンの安全を祈願しました。

駒ヶ根観光協会によりますと、2023年度、駒ヶ岳ロープウェーを利用して千畳敷カールを訪れた観光客は、18万1,000人余りで、コロナ禍前の2019年度を上回りました。

今年は、さらなるインバウンドの増加も見据えます。

駒ヶ根観光協会 伊藤祐三(いとう・ゆうぞう)会長:
「ウィズコロナ時代、新しい時代に向けて氷河期からの2万年分の癒しをみなさまに提供できるように取り組んでいきたい」

駒ケ根観光協会では、観光客増加に向けて独自の戦略を推し進めていく考えで、山岳遭難を防ぐため、初心者が安全に登山を楽しむことができる環境づくりにも取り組むとしています。

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