出産したばかりの赤ちゃんの遺体を海岸付近の崖から投げ捨てたなどとして、赤ちゃんの母親と、男が逮捕された事件で、男が死体遺棄教唆の罪できのう起訴されました。

男は赤ちゃんの母親に対し、「赤ちゃんを捨てることに専念しなさい」などとメッセージを送っていました。

死体遺棄教唆の罪で起訴されたのは、埼玉県に住む碓井康哲被告(33)です。

起訴状などによりますと、碓井被告は、今年3月1日から2日にかけ、赤ちゃんを産んだと伝えてきた母親にスマートフォンのメッセージ機能などを使って遺体を遺棄するようそそのかし、千葉県の海岸付近の崖から遺棄させた罪に問われています。

碓井被告は、秘匿性が高いチャットツール「テレグラム」を使い、赤ちゃんの母親に対し「赤ちゃんを外から見えないように袋に入れて」「赤ちゃんを捨てることに専念しなさい」などとメッセージなどを送っていたということです。

これまでの警察の調べで、赤ちゃんと碓井被告には親子関係がないことがわかっています。

碓井被告を巡っては、赤ちゃんの母親を叩いたり電気を流したりしてケガをさせた罪で現在、裁判が行われています。

その裁判で検察は、碓井被告が、魔術師協会の「牛尾ひでき」と名乗り、食事やデートなどをする見返りに金銭を得る、いわゆる「パパ活」で1日4万円以上稼ぐよう赤ちゃんの母親に指示していたと主張しています。

碓井被告は法廷で「身に覚えがない、事実無根」と起訴内容を否認しています。

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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1290074?display=1

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